名古屋・栄「オアシス21」にある水の宇宙船は、名古屋では希少な存在です。なんと、名古屋にもかかわらず外来の観光客がたくさん訪れる場所なのです。
しかも、名古屋城のような、名古屋が唯一誇ることができる戦国時代的なものではなく、フォトジェニックスポットとして外国人にも人気、時代の波にも乗れていて、それを目当てに観光客が訪れるという、もうこれは名古屋における突然変異としか言いようがありません。
「水の宇宙船」。日中であれば、空中にうかんだ水の宇宙船から降り注ぐ太陽の光りが、水でユラユラとするわけですが、この日は何かいつもと違う…。
そう、「水の宇宙船」の水が抜かれていたのです。
水の宇宙船の水をぜんぶ抜く、です。確かに外来観光客が多いですからね。希少な固有種を守らなければなりません。
なワケはなく、5月7日から6月7日までメンテナンスのため水が抜かれていただけでした。でもやっぱり、水の抜かれた水の宇宙船を外来観光客は見ないでしょう。「珍しい!」と言って宇宙船までわざわざ上るのは、名古屋固有の人だけかもね。