道路の行き先表示に残る「木曽川」川の名前?無くなった市町村名?

右は「木曽川」

道路の行き先を示してくれる青い標識は、役に立つとともに書かれている自治体名によって、その先にある街の存在感を知ることができて面白いものです。

犬山駅の西側を走る、愛知県道27号に「木曽川」という表記を見かけました。

南へ直進すると「名古屋・小牧」、東へ左折すると「犬山駅」、西へ右折すると「木曽川」です。

確かにここを右折すると、木曽川の堤防道路になります。江南市内では「お囲い堤ロード」という名前もついていますね。ただ、行き先として「木曽川」とあるのは、どちらなのでしょうか?

どちらというのか、川の名前を指しているのか、それともかつて存在した「葉栗郡木曽川町」を指しているのか?です。

木曽川町は2005年(平成17年)に一宮市に編入されているので、だとしたらここは「一宮」に直してあってもいいんじゃない?とツイートしたところ…。

この県道183号浅井犬山線は、その名のとおり浅井までしかいきません。浅井町は1955年(昭和30年)に一宮市になっています。なのに木曽川と書いてあるんですよね。とはいえ旧木曽川町に行くのなら堤防道路一択です。旧キリオ、イオンモール木曽川にもこの道は便利です。

フォロワーさんによると、どうもこれは「木曽川町」のことだそうです。

木曽川町は「一宮市木曽川町」となり地名として存在していること、また、この場所から一宮市の中心部に行くためには、ここを右折するよりもこの先、江南中央道こと、県道64号を右折したほうが良いということから、木曽川のままのようです。

自治体名としてはなくなっても、地名として認知されているから。とはいえ、木曽川という川があるだけにややこしいですよね。ああ、それは木曽川町という自治体が存在していた頃からそうだったか。まあ別に、木曽川の堤防道路なわけですから、木曽川自体に行きたい人もここで右折すればよいので問題なかった!

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